「マッサン」の今年分が終了しました。
スモーキーフレーバーこそスコッチの命、しかしそれが受け入れられない日本の市場。
そのジレンマに悩む。
ワインとスコッチとの違いこそあれど、似たようなことを考えさせられることがあります。
ワインを仕入れるときは、嗜好を幅広く取り、個人の趣味に陥らないように気をつけています。基本的に、ワインの原料となっているブドウが熟しているかを第一に考えています。熟度は、言うなればスポーツ選手の体力に相当します。
サッカーであれ、野球であれ、体力がないと良いプレーができないのと同様、ワインも良いのができません。遅摘みやパッシート、剪定など、栽培・収穫の技術は、凝縮したブドウ果汁を得るためにあります。
さらに、その上に芸術的なものやワイナリーの主張を求めたい。
そこで問題。芸術的なものやワイナリーの主張って何?というようになるのです。