「マッサン」

ブログをずいぶんご無沙汰してしまいました。ヌーヴォーやら試飲会やら、ネタはあったはずなのですが、それを活かせず文才のなさを痛感しており ます。

 

さて、NHKの朝ドラ「マッサン」。サントリーとニッカの洋酒黎明期を題材にしてますが、日本洋酒史の勉強ドラマに見えてしまうほど。発酵・蒸留の 説明もさらりと取り入れています。で、ワイン屋としてみると、蒸留酒はやはり工業的な側面が濃いなあ、と思いました。でっかいポットスチルを作るたいへん さ、資金のたいへんさ(経済の発展段階がいる)、原料の麦を育てるところはほとんど画面に出てこない、などなど。比較すればワインは、農業の酒の面が濃 い。発酵させるところよりも畑のほうに価値があります。また今の日本でも、一人!で始める方もいます。熟成に年数がかかる点ではウイスキーとワインは似て ますが、その他はかなり違います。

 

洋酒にかぎらず清酒でも焼酎でもいろいろなものがあることは幸せなことです。


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