セミナーへ行ってきました

鈴鹿で「醸造の違い」をテーマにしたセミナーに行って来ました。
シュールリーの有無
MLFの有無
供出温度の違いに伴う赤ワインの酸の変化
の比較です。

写真でもわかるように色はごくわずかしか差異はなく、私レベルでは、「同じ色ですね」と「はい、そうですね」と釣られるぐらいです。
ですが、味はれっきとした差があります。シュールリーはあったほうが若々しいですし、MLFはあったほうが柔らかいです。
セミナーのなかで、「昔のシャブリは刃物のようなきつい酸だった。シャブリでMLFの有無を比較したかったけど、MLFの無いシャブリは今は日本に無いのでは」とおっしゃっていたのが心に残りました。

以前、試飲会でシャブリジェンヌという大手シャブリ生産者の方に伺ったことがあります。
そこではグランクリュ、プルミエクリュとラ・ピエレレ(通常のシャブリ)が試飲させていました。
ラ・ピエレレの酸が印象に残った私はシャブリジェンヌの方(役職は失念、ですが日本に
来るんだから上級クラスでしょう)に「ラ・ピエレレはMLF無しですか」、と聞いたら、「いやしてるよ」との答えでした。
昔は、さぞかしきつかったんでしょうねぇ。

 

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