NHKの朝ドラ

 前の「ごちそうさん」に続き、「花子とアン」も見てます。今週は、超お嬢様編入生にぶどう酒を飲まされ大ピンチ。さて、そのワインは何?
赤ワインなのはすぐわかる。ボルドー型の瓶。じっと画面を見ると「AKEBONO」らしき文字。国産ワイン。
民間ワイナリーが日本に誕生したのは1877年(後のシャトーメルシャン)だし、「AKEBONO」という商品名があるかどうかは別にして(NHKですからねえ、実在してるとマズイ)、考証に間違いなし。
 主人公が「部屋にぶどうの香りがいっぱい」にちょっと違和感。ワインは言うまでもなくブドウから作られますが、発酵するので香りが生のブドウのときと異なります。そこにつっこむのはヤボというものかもしれません。うーん、ズースレゼルブをたっぷりしたと考えましょう。はじめて赤ワインを飲んで美味しいとなんどもおかわりしたのだから、残糖があったと思うのですが、どうでしょう。タンニンの渋さに言及はありませんでしたし。

 ちなみにこの時代の国産ワインは、赤玉ポートワインのような甘味果実酒が受けていたらしいです。川上善兵衛も活躍しはじめてます。
 こんなことを書いていると、なんか、朝ドラの鑑賞方法を間違えてるような気がしてきました。