ブショネ解明に一歩近づく?

まず、最初にこのトピックは、私の脳みその理解力をはるかに超えているため、不正確な部分が多いであろうということを断っておきます。

 

昨日(9月17日)の中日新聞に「ワインがまずくなる仕組み~劣化物質が嗅覚阻害」と言う記事が載ってました。

 

TCAってトリクロロアニソールのことだよな? これってブショネのことを言ってるらしいけど、ブショネはにおいがしないのじゃなくて悪臭があるんだけど。と、イマイチ納得がいきませんでした


米科学アカデミー紀要電子版(http://www.pnas.org/content/early/recent)の 、「2,4,6-Trichloroanisole is a potent suppressor of olfactory signal transduction 」がそれらしい論文です。

 

うーん、日本語で書いてあってもわからないうえに英語で書いてあるのでちんぷんかんぷんです。気合で、ネットの翻訳サイトなどを使って無理やり、どうにか、ところどころ、ほんのちょっとだけざっと読んでみました。

 

TCAは様々な食品、ワイン、コーヒー、日本酒その他多くのモノにあり、TCA自体が悪臭の元と考えられてきた。しかし、実験の結果、TCAはにおいを嗅げないようにする働きをしている。

 

やはりTCAはにおいを嗅ぐ毛に作用し、においを感じなくさせるみたいです。で、悪臭はどうやって発生するの?という疑問には直接答えはなさそうで、可能性としてあげているのは、偽の嗅覚感覚を呼び起こすとか、別の神経回路を通るのかも、というのがありました(紀要5ページ左側の下から右側真ん中あたり)。

 

これって、善良でハンサムな人でもフルフェースのヘルメット被ったままコンビニとかに行くと誤解されることがあるのと似てるのかも? また、今年のシニア二次にも出題されたけど、来年から教科書の記述が変わるかも?

 

これからいろんな人が検証をして、ブショネがなくなるといいですね。

なお、この研究には三重大医学部の名もありました。中日新聞はお膝元の研究機関を外したらダメじゃないですか~

 

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