昨日あたりから報道がありますが、ブルゴーニュのジュブレイ・シャンベルタンの畑が中国人(マカオのカジノオーナー)に買収され、現地で反発が起きているようです。
ジュブレイ・シャンベルタン村は、フランスでも指折りのワインの銘醸地です。いろいろググってみますと、買収されたのはシャトー・ド・ジュブレイ・シャンベルタン(前オーナー:ジャケ・マッソン)。ボルドーとは違って、ブルゴーニュ地方で「シャトー」が名前につくのは珍しい。この歴史的経緯も面白いのですが、それはさておき、ここが買収の対象となったのは、ジュブレイ・シャンベルタンの名声と「シャトー」があったからでしょうか。写真を見るとシャトーといってもお城というよりは館ぐらいの大きさのようです。
ジュブレイ・シャンベルタンクラスになると、畑の手入れや醸造所の設備にかなり資本を投入しなくては、良いワインが維持できなくなります。
新しいオーナーが良いワインを産み出すために向き合ってくれれば良いのですが。