今、世間ではちょっとした戦国ブームがあるとか。歴史に興味がある歴女という言葉があったり、各地のご当地キャラでも武将隊なるものがあったり。志摩市のお隣の伊勢市にも伊勢・安土桃山文化村(戦国時代村)というテーマパークがあります。
魅力的な人物が数多くいる中で、千利休も戦国時代の重要キャラです。武将ではなく茶人という立場が独特ですね。武力がモノをいう戦国時代にあって茶という文化で存在感を出したのはあっぱれというほかありません。
千利休はワインは飲んだことがないと思うのですが(もっとも戦国時代は鎖国していなかったので可能性はあります)、千利休を考える時、ワインを連想してしまうことが良くあります。茶室でのホスピタリティは、ソムリエやレストランのそれと通じるものがありますし、鑑定眼はロバートパーカーが浮かんできます。もっとも違う点もあるので、単純にこれとそれは同じ、などと言うつもりはないのですが、比べてみるには興味深いものがあります。